まず、お店のことについて伺いました
営業時間は午前8時30分~午後8時までです。
定休日は年末年始のみだそうです。
お店で働いている方は、5人いらっしゃいます。
お店は今年で110年余りになります。
現在写真館をされているお店に隣接する旧写真館洋館は「国の登録有形文化財」に指定されています。
今現在も広告用の商品撮影のための写真撮影で使用しているとおっしゃっていました。
しかし、今は観光で「見学させて下さい!」と来られる方が多いとおっしゃっていました。
お客様はどのような方が多いのか伺いました
県内各地にいらっしゃるそうです。
スタジオに来て撮影されるお客様もいれば、恵美さんたちがお客様のところへ行くこともあるそうです。
撮影している写真の種類を伺いました
七五三、成人式、婚礼、赤ちゃん写真、シルバーフォトなどだそうです。
婚礼は外にも撮影に行くそうで、西山公園でも撮影されたそうです。
今、シルバーフォトに力を入れていこうとしているとおっしゃっていました。
その中でも「家族写真」が多いとおっしゃっていました。
人生の節目や記念日などにキチンとした写真を撮る方が多いそうです。
また、学校アルバムを作ったり、修学旅行に同行して写真撮影もされるそうです。
そこで、スタジオのお仕事と出向くお仕事とどちらが多いのか伺ったところ、スタジオと営業のお仕事と半分ずつだとおっしゃっていました。
お店のこだわりを伺いました
「家族写真」だとおっしゃっていました。
家族写真は、赤ちゃんの写真撮影から成人式の写真撮影へと成長の過程が見れるので、これからの過程を繋げていきたいとおっしゃっていました。
また、七五三が11月15日までなので、今の時期は七五三に力を入れているそうです。
写真撮影の際に心掛けていることや大切にしていることを伺いました
「お客様のご要望に応えること」だとおっしゃっていました。
そして、一番大切にしていることは、「雰囲気作り」だそうです。
写真を撮るまでに、お客様をいかにリラックスさせてあげることが出来るかということが大切であり、そのためには、お客様とのコミュニケーションが大切だとおっしゃっていました。
コミュニケーションがないと、良い写真撮れないとおっしゃっていました。
また、店頭に来られてお客様にも、お客様の気持ちになって接客を行うとおっしゃっていました。
写真を上手く撮るコツを伺ったところ、「タイミング」と「経験」だそうです。
一番はタイミングで、それにプラスして経験になるそうです。
写真撮影をされるとき、今はデジタルカメラのみで撮影しているのか伺ったところ、
「デジカメ」と「フィルムカメラ」の両方で撮影されているそうです
デジカメで撮影して、きちんと撮影したのにデータが消えてしまった・・・など、何があるかわからないから、カメラも2台使っているとおっしゃっていました。
お店にも、数は少なくなったそうですが、カメラのフィルムやインスタントカメラなどが置いてありました。
また、お客様が写真を現像に来られても、デジカメ、フィルムカメラどちらも現像することが出来るとおっしゃっていました
働いている中で一番嬉しかったことや感動したことを伺いました
シャッターを切るのは男の人で、奥様方女の人はその補助をされているそうです。
スタジオ撮影のとき、泣いていた赤ちゃんがいたそうです。
写真を撮るためにどうにか泣き止んでくれるように頑張ったそうです。
そして、1時間かかってやっと泣き止んでくれて、赤ちゃんが笑って撮影出来たときは本当に嬉しかったとおっしゃっていました。
赤ちゃんは最大1時間だそうです。
それでも泣き止まなかった場合は、ご家族と相談して別日に来て頂き再度撮影するか、泣いた顔やあんまり笑わない写真でも良ければそのままお撮りするそうです。
赤ちゃんと七五三の3歳の子どもが写真撮影で泣いたり動き回ったりするので、大変だとおっしゃっていました。
スタジオを見せて頂きました
スタジオ全体です
これからこの「商店街」や「鯖江市」がどのようになっていってほしいか伺いました
シャッターが閉まったお店が少なくなってほしいとおっしゃっていました。
そして、少しでも鯖江の街を歩いてほしいとおっしゃっていました。
誠市やご縁市へ歩いて来れる方もいると思うので、何かイベントがあるときでもついでに歩いてほしいとおっしゃっていました。
そして、活気づいてほしいとおっしゃっていました。
イベントなど何もない土日は人が少なくて寂しいそうです。
「恵美写真館」として、これからどのようなことを行っていきたいか伺いました
店頭のお客様以上に、スタジオ撮影のお客様に力を入れていきたいとおっしゃっていました。
今は、いかにスタジオに来て頂けるかと日々模索中だそうです。
HPを立ち上げて、お客様に来て頂けるような工夫をされているとおっしゃっていました。
また、入りやすいお店でありたいし、入りやすいお店作りが大切だとおっしゃっていました。
そして、足を運びやすい写真館にしていきたいとおっしゃっていました。
硬い写真も柔らかい写真も雰囲気のある写真を撮っていきたいとおっしゃっていました。
かめから藻が生えてしまっているのですが、、、藻の下に「足」が見えます
恵美写真館さんへ行った際には、ぜひこの「かめ」さんもご覧下さい(^^)
恵美さんにとって「写真」とはどのようなものか伺いました
写真とは「残るもの」だそうです。
何年後、何十年後に卒業アルバムなどを見たときに、自分が残念がるような写真ではなく、「懐かしい」など、悪く思わない後悔しないような写真を残したほうが良いとおっしゃっていました。
普通の思い出写真なら、良い思い出ですが、キチンと残り、皆が見るようなアルバムでは、ふざけ過ぎると将来後悔するのだなと思いました。
らてんぽへのご要望を伺いました
「子どもが行ける場所」だと良いとアドバイスを頂きました。
らてんぽの前にあったコミュ二ティ施設には、お子さんが小さかったこともあり、良く行かれていたそうです。
らてんぽが出来てからは、全然来られたことがないそうで、そういう場所であるとよいとおっしゃっていました。
また、各商店街の奥様たちが集まって、子どもへのプチ教室などを開催すると良いというアドバイスも頂きました。
恵美さんの場合は、写真の撮り方を教えてあげるようなプチ教室を開催するなど、お店お店によって教えてあげることなどが異なってくるので、それぞれが色々なことを教えてあげると良いとおっしゃっていました。
プチ教室や小さな会を開いて、子ども達に教えてあげることで、それぞれのお店のことを知ってもらうことや知ることが出来るのだなと思いました
今までとはまた違ったアイディア、ありがとうございます
アドバイスを参考に、出来ることを考えていきたいと思います
恵美写真館さんの詳しいお問合せ先は以下の通りです。
住 所:〒916-0026 福井県鯖江市本町3丁目1-28
電話番号:0778-51-0160
営業時間:午前8時30分~午後8時 年末年始のみお休み
国の登録有形文化財に指定されている、「旧写真館洋館」も見せて頂きました。
建物自体が「国の登録有形文化財」ってすごいですよね!!!!
ここからは頂いた資料を引用して書かせて頂いています。
表門は、薬医門の構造とアーチの形の屋根の組み立てで和洋折衷になっています。
旧写真館洋館の入り口です。
恵美写真館は明治28年(1895年)に、初代善之助氏が創業されました。
明治38年(1905年)に、当時の近代建築技術が用いられた和洋折衷の木造擬洋風写真館が建築されました。
写場は2階にあり、北側より光を取り入れ、自然光で撮影できるようになっているそうです。
正面入り口の鳳凰の美しい漆喰(しっくい)の鏝細工と人工大理石の技法が用いられた柱は、この建物の大きな特徴になっています。
差官職石動芳次郎氏のデザインによるものだそうです。
玄関もレトロな感じで和風も洋風もある感じで、また素敵でした!!!!
カメラもたくさん並んでいました
種類が本当にたくさんあり、どのカメラも貴重そうなカメラばかりでした
上のかカメラよりも、更に昔々の古いカメラです
このカメラを実際に見たのは初めてなので、大変興味深く、凄いなと思いました
そして、このカメラも貴重なカメラなのだと思いました!!!!
今では「デジタルカメラ」や「携帯電話」などで気軽に写真を撮ることが出来ますが、このカメラを使っていた時代は、写真撮影から写真にするまでの一つ一つに大変時間や労力がかかったのではないかなぁと思いました。
下の写真に載っている「ガラス」を上のカメラに挟み、撮影するそうです
古いカメラと似ているように見えましたが、良く見ると違いました
昔、「Benkyodo」さんや「コマヤ」さんのお店の前あたりにある駐車場のところに、「鯖江劇場」という劇場があったそうです。
恵美写真館さん、お忙しいところありがとうございました。
まだ、恵美写真館さんへ行ったことがない方は、ぜひ恵美写真館へ
お忙しいところ、スタジオや旧写真館洋館も見せて頂き、説明もして頂いてありがとうございました!!
これからもよろしくお願いします。
tomo