「明石庄栄堂・明石釣具店」さんへ取材に行ってきました。
明石さんは「釣具」と、「骨董品(古美術品)」の2つのお店を営業されています。
まず、お店のことについて伺いました
営業時間は午前9時~午後8時までです。
定休日は火曜日です。
お店ではご夫婦お二人で働いています。
お店は今年で何年目になるのか伺いました
釣具は36年目になるそうです。
骨董品のほうは今のご主人で3代目になります。
受け継いで30年くらいになるそうです。
初代の先々代は明治の終わりくらいから始められ、100年くらいは経っているだろうとおっしゃっていました。
また、お店の場所は、昔は今お店のある道の前にあったそうです。
お客様はどのような方が多いか伺いました
釣具は子ども(小学生)~お年寄りまで幅広い年齢の方が来られるそうです。
8割~9割は男性の方だとおっしゃっていました。
骨董品は年配の方が多いそうです。
そして、固定客の方が多いとおっしゃっていました。
釣りはシーズンがあって、シーズン中はたくさんのお客様が来店されるそうです。
また、シーズン中は骨董品よりも釣具のほうが売れるとおっしゃっていました。
シーズン中は奥様が釣具専門で仕入れから販売までされるそうです。
骨董品はお店での販売よりも展示会がメインだそうです。
お店の自慢を伺いました
釣具に関しては、商品の価格は量販店に負けるけれども、「お客様とのコミュニケーションは大事にしている」とおっしゃっていました。
量販店はマニュアル通りのところが多いけれど、明石さんでは時間外に対応してあげたり、釣り方を教えてあげたりと無理が聞けるとおっしゃっていました。
釣り場も提供していただけて、釣り方まで教えて下さるというのは大変ありがたいですね
しかし、マナーが守らない人が増え、釣り場が少なくなっているそうです。
釣りをする方は、必ずマナーを守って釣りを楽しみましょう♪
骨董品も、コミュニケーションを取って親しく付き合っていくそうです。
信頼関係を築き、アドバイスをしてあげているとおっしゃっていました。
また、信用が第一なので、お客様に親身になったり近況を話したりと、量販店には出来ない部分でしっかりカバーしているとおっしゃっていました。
お店のこだわりや力を入れていることを伺いました
釣りは地域地域によって釣れる魚や釣り方、釣具が違うそうです。
明石さんでは、実践に基づいて商品を仕入れているため、無駄な仕入れは行っていないとおっしゃっていました。
品揃えが少なくても、実践的に間に合うものを用意されているそうです。
だから、使える商品の品揃えは充実しているとおっしゃっていました。
明石さん、実は「趣味が転じて釣具店を始めた」そうです
古美術品は奥が深いとおっしゃっていました。
どれも一点もので同じものはないそうです。
種類も多いため、常に勉強しているとおっしゃっていました。
また、愛好家などのお年寄りからも勉強しているそうです。
「地元の商人(あきんど)は信用が大切」だとおっしゃっていました。
お客様がお客様を呼んでいるそうです。
そして、刀などの剣刀類は扱っていないそうです。
扱っていないのでわからないし、持って来られた方がいたら、取り扱っている骨董屋さんを紹介されるそうです。
お勧めの商品やお客様に人気の商品を伺いました
今はシーズンオフですが、ルアー釣りが主流だとおっしゃっていました。
「ルアーロット」というルアーに使う竿がお勧めだそうです。
ルアーによって竿も変わるとおっしゃっていました。
釣り目的以外で「釣り糸」を買いに来る人もいるそうです。
釣り糸は丈夫なので、商品を吊るすために釣り糸を買いに来るデパート方もいれば、眼鏡にも釣り糸が使われているそうで、めがね屋さんも釣り糸を買いに来るそうです。
他にもカラスよけで使ったりと、色々な方が釣り糸を買いに来られるそうです。
骨董品も、お花の先生が鉄瓶に花を生けるために買いに来られたり、インテリアで使われたりする方もいるそうです。
骨董品でのお勧めは、「掛け軸」だそうです。
今は生活様式が変わり、座敷がいらない時代になったそうです。
明石さんにある商品は8割~9割が和式用の古美術品なので、年々「いらないものを買ってほしい」というお客様が増えているそうです。
日本文化が薄くなっているとおっしゃっていました。
座敷がいらない時代になってしまっているため、床の間が1/3ほどに減ってしまい、10年前に比べて掛け軸は買いどきだとおっしゃっていました。
「釣具は釣り関係」、「骨董品は骨董関係」ではなく、思考を変えることでそれ以外にも使い方が色々あるということを知りました
骨董品はどういったところから商品を仕入れているのか伺いました
古美術品のオークションや近所、鑑定などだそうです。
8割が古美術商のオークションで商品を仕入れているとおっしゃっていました。
商品は販売も行うし、購入もするとおっしゃっていました。
鑑定もたくさん行っているそうです。
鑑定の際は、自分の仕入れ値と売値を参考にして鑑定を行っているとおっしゃっていました。
近所の方など「買ってほしい」という方がたくさんいらっしゃるそうです。
リサイクルショップよりも高くお客様から商品を買っているとおっしゃっていました。
相場で買って相場で売っているそうです。
お客様との繋がりは、「信用と金銭観の持てる商人(あきんど)」だとおっしゃっていました。
先代からも言われていたそうです。
決して安く買って高く売るようなことはしないとおっしゃっていました。
時には、高く売れ過ぎて、売られたお客様にお返しすることもあるそうです。
一番古い商品を伺いました
「木彫り」だそうです。
安土・桃山時代くらいからの「木彫り」で、家宝だとおっしゃっていました。
骨董品で100年以上前のものはたくさんあるそうですが、「古美術品」は「完品」でなければならないそうです。
だから、古美術品で一番古いものは木彫りになるそうです。
明石さんは「骨董商」ではなく、「古美術商」とおっしゃっていました。
また、ブログにも「骨董品」と記載したり「古美術品」と記載していますが、
骨董品と古美術品は違い、明石さんで取り扱われている商品は古ければ良いわけではないそうです。
ちょっとしたヒビや、ほんの少しかけていても、「美術品」の価値は大変落ちるとおっしゃっていました。
「骨董品は古いもの」で、「古美術品は見て価値のあるもの」だそうです。
「骨董品」という言葉しか知らなかったので、「骨董品」とは別に「古美術品」があり、似ているようで違うものなのだと言うことを知りました
お店の様子
働いている中で一番嬉しかったことや感動したこと、辛かったことを伺いました
古美術品では、新潟へ展示会に行ったときに、明石さんの商品をじっと見ていた夫婦がいらしたそうです。
そして、「このお店は品揃えが違う」、「良いものが揃っている」とおっしゃったそうで、そう言われたことが嬉しかったとおっしゃっていました。
また、嬉しかったことは数え切れないほどあるとおしゃっていました。
お客様が商品を購入して下さったときの嬉しさは、魚釣りと似ているそうです(^^)
そして、「自分の仕事が好きで好がまらない」とおっしゃっていました!!!!
「楽しみながらしているし、好きなことをしているから幸せ」と、おっしゃっていました!!!!
趣味で始められた釣具店、そして、受け継いだ骨董店、どちらも好きな仕事であり、「好きなこと=仕事」ってとても素敵なことだと思います!!!!
お話を伺っていて、本当に好きな仕事で本当に幸せなのだということが伝わってきました(^^)
これからこの「商店街」や「鯖江市」が、どのようになっていってほしいか伺いました
・人が通る街になってほしい
・商店街は全部が商店街である。中心部や賑わっているところだけが商店街ではない
と、おっしゃっていました。
また、イベントのときのトレインやシャトルバスも途中下車を行ったりしたほうが良いとおっしゃっていました。
途中下車することで、色んな商店街にお客様が寄っていただけて、各商店街が賑わうとおっしゃっていました。
そして、「地産地消」を大切にしてほしいとおっしゃっていました。
食べ物や買い物、美容室など全て地元のものは地元で!→鯖江で!!
と、おっしゃっていました。
そして、「地元が潤うように!!」と、おっしゃっていました。
また、地元のお客様を大切にしなくてはいけないとおっしゃっていました。
地盤を固めることが大切だし、灯台下暗しでは駄目だそうです。
地元のお客様と長く付き合い、仲良く、大事にしていかなくてはいけないとおっしゃっていました。
「明石庄栄堂・明石釣具店」として、これからどのようなことを行っていきたいか伺いました
地元のお客様に愛されるお店にしたいとおっしゃっていました。
地元の人のために、地元のお客様を大切にし、ご要望に応えていきたいとおっしゃっていました。
「らてんぽ」へのご要望を伺いました
・学生以外の方にも知ってもらうために、知名度を上げる方法を考えるべき!
・広く多くの人に宣伝を!
・PRを広く行うべき!!
と、アドバイスいただきました。
アドバイスありがとうございます。
「明石庄栄堂・明石釣具店」さんの詳しいお問合せ先は以下の通りです。
住 所:〒916-0024 福井県鯖江市長泉寺1丁目3-9
電話番号:0778-51-4058
営業時間:午前9時~午後8時 火曜日定休
明石庄栄堂・明石釣具店へまだ行ったことがない方は、ぜひ一度行ってみて下さい。
骨董品は色々な骨董品や古美術品が置いてあります。
釣具も色々な釣具があります。
釣りが初心者の方や今年から釣りを始めようと思っている方も、ぜひ明石さんへ
釣り方も教えて下さいます。
また、ご主人は地元愛に溢れています
「ビューティクリニック いずみ」さんも、明石さんも「また、いつでも遊びにおいで」と言って下さったので、また伺いたいと思います
最後に・・・
お店のアピールを一言お願いします!
「信用」と「価格」ではなく、「信用」と「信頼」をモットーに、信頼的なサービスを行っています。
県内の釣り場はおまかせ下さい!
穴場も知っています。
そして、地域の人たちに可愛がっていただけるようなお店であり、そのようなお店を目指しています!
明石庄栄店・明石釣具店さん、お忙しいところありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
tomo